【雨の日に聴きたい♪】Mr.ChildrenのIT’S A WONDERFUL WORLDをご紹介
こんにちは、はるです。
雨の日はジメジメしたり、お出かけがしづらかったり、少しネガティブなイメージがありますよね。
でもせっかくなら、雨の日だからこそ感じられる幸せなひとときも、あるんじゃないかと思います。
ということで、今回は雨の日にピッタリなMr.Childrenのアルバムを筆者独自の観点でご紹介します!
おうちでゆっくり過ごしたり、カフェでのんびりコーヒーを飲んだり、ホッと息抜きするような気持ちで読んでもらえたら嬉しいです♪
Mr.Childrenとは
Mr.Childrenは、言わずと知れた日本の4人組ロックバンドです!
メンバーは、ほぼすべての作詞・作曲を手掛けるボーカル・ギターの桜井さん、ギターの田原さん、ベースの中川さん、ドラムの鈴木英哉(ジェン)さんです。
ロック、ポップ、バラードと数多くの楽曲を手掛けており、特徴的なメロディーと心地よい韻を踏む言葉遊び、それでいて共感できる歌詞が魅力なアーティストです♪
IT’S A WONDERFUL WORLDとは
Mr.Childrenの「IT’S A WONDERFUL WORLD」は、2002年5月10日に発売された10枚目のオリジナルアルバムです。
アルバム収録曲
以下リストがIT’S A WONDERFUL WORLDに収録されています。
- overture
- 蘇生
- Dear wonderful world
- one two three
- 渇いたkiss
- youthful days
- ファスナー
- Bird Cage
- LOVE はじめました
- UFO
- Drawing
- 君が好き
- いつでも微笑みを
- 優しい歌
- It’s a wonderful world
独自の観点で名アルバムを解説
それではアルバム全体の特徴から、特にオススメの曲までを筆者独自の観点でご紹介させていただきます!
アルバム全体の印象について
本作のアルバムは冬っぽさや、雨の日のような雰囲気が多く感じられる構成になっています。
いわゆる鬱憤としたような、あまり気分が乗らない雰囲気が歌詞や曲名の端々に漂っています。
例えば、「雨」「嘘」「死」「無駄」のようなキーワードが散りばめられており、一般的にはネガティブな印象が強い世界観が作られています。
しかし、さすがはMr.Children。
ミスチル特有のポップなメロディーや美しくもしっとりした曲調、暗い世界観にも救いが残されているような歌詞と、絶妙なバランス感覚で聞き手の心を鷲掴みにしてきます。
本アルバムは曲順も仕掛けがあるため、ランダム再生より冒頭から通して聴いてみてください!
ひと通り聴いた後には、本アルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」の片鱗を感じられることでしょう。
アルバムのはじまりとタイトル回収曲に着目
さて、それでは筆者独自の観点で本アルバムの魅力を見ていきたいと思います♪
すべての楽曲に触れるわけではなく、特に強調してオススメの部分をご紹介します。
overture〜蘇生
本アルバムはインストロメンタルの「overture」から始まります。
壮大なストリングスにより夜明けを彷彿とさせる曲調なのですが、その真髄は2曲目の「蘇生」とセットで流し聴くことにあります。
一見、別々に楽曲が分かれているため分かりづらいのですが、「overture」の終わりと「蘇生」の始めがアルバムを通して繋がっているんです!!!
まるで、ひとつの楽曲かのように「overture」がイントロの役割を果たし、「蘇生」の前奏に繋がっているんですね。(曲の替わり目を意識して聴いても分かりません)
逆に、「蘇生」単体で聴くと、突然の前奏に違和感を覚えるかもしれませんが、「本アルバムは、順を通して聴くことでひとつの作品」というメッセージにも感じ取れます。
「蘇生」の伴奏の中に「カチッ カチッ」という時計の針が動くような効果音が入れられており、まさに刻一刻と進み続ける時間を表現されているかのようです。
また、サビ部分で「何度でも 何度でも」という箇所があり、自分自身に言い聞かせるように新しい世界や出来事、場面を連想させてくれる一曲です。
「Dear wonderful world」と「It’s a wonderful world」
本アルバムのタイトルにもなっている「It’s a wonderful world」。
そして、それと類似した曲名の「Dear wonderful world」。
この2つはタイトル名のみならずメロディーや歌詞もよく似た作品になっています。
異なる点は曲の雰囲気となっていて、「Dear wonderful world」の方がより鬱憤とした雨の真っ最中、「It’s a wonderful world」の方が最後には雨上がりを迎えられるような美しい曲調に感じられます。
歌詞の中にも「通り雨が上がるまで、上がったら」とあるので、歌詞の世界ではまさに雨宿りの真っ最中。
主人公は雨の中での過ごし方や、雨が上がってからの過ごし方に空想を膨らませているようです。
ここでいう「通り雨」の描写は文字通り空から降ってくる水ですが、一種の比喩表現だと考えています。
嫌なことや辛いこと、悲しみ苦しみなどネガティブな感情になってしまう要素全般を「雨」に例えられます。
そう考えると以下の意味合いで、主人公の心情が伺えるのではないでしょうか?
- 「通り雨」=急に自分に降り掛かってくる悲しみなど
- 「上がるまで」=なくなる、消える、解決するまで
- 「カプチーノでも頼んで待とうか?」=リラックスできる過ごし方の模索
- 「上がったら」=なくなった、消えた、解決した
- 「鼻歌でも歌って歩こう」=明るく前向きな気持ち
- 「醜くも美しい世界」=喜びと悲しみ、表裏一体の現実世界
急な悲しみ/苦しみがやって来ても、せめてリラックスできるしのぎ方であったり、乗り越えた瞬間を楽しみに思えるような過ごし方を探して、有意義な時間の使い方を示されているように感じます。
また、「美しくも醜い世界」ではなく、「醜くも美しい世界」と書かれていることで、プラスとマイナスが裏表の世の中ではあるけれど、最後は美しい(プラス)と希望が託された言葉も素敵です。
まとめ:無駄なものなどきっと何一つとしてないさ
今回は雨の日に聴きたくなるMr.Childrenの「IT’S A WONDERFUL WORLD」を紹介しました。
ほぼ筆者の独断と偏見で想いを書き綴った内容でしたがいかがでしたでしょうか?
ミスチルは曲調も歌詞も素敵ですが、明と暗のバランスが大きな魅力と思っています♪
今回は触れなかった楽曲も、解説のエッセンスが含まれているのでぜひ聴いてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。