簿記3級の試験内容を徹底解説!何をどこまで学べばいいの?
こんにちは、はるです。
簿記3級に挑戦するぞ!と決めたものの、「一体何をどこまで勉強すればいいの?」と疑問に感じていませんか?
簿記3級はきちんと範囲を押さえ、要点を理解していれば合格できる資格です。
今回は簿記3級の試験内容や出題形式、特に押さえるべき重要ポイントについて詳しく解説していきます。
これを読めば「何をどこまで勉強すればいいのか」がクリアになるはずです!
簿記3級の試験概要
まず、試験の全体像を把握しましょう。
簿記3級の試験は日本商工会議所が主催している日商簿記検定の一つで、企業や個人事業主が行う取引の基本的な記録を学ぶ試験です。
試験は年に数回行われる筆記試験と、通年で行われているネット試験があります。
試験の形式
簿記3級の試験は、全3問構成で以下のような形式で出題されます。
- 第1問
- 仕訳問題(取引の内容を仕訳し、勘定科目を使って帳簿に記載する)
- 第2問
- 帳簿の作成など(補助簿や伝票の記入、総勘定元帳の転記など)
- 第3問
- 決算整理仕訳、BS/PLなどの作成
全部で3問出題されるんだ。1つ1つはそれほど難しくないけど、ポイントを押さえて勉強することが大事だね。
ふむふむ、どの問題がどんな内容なのかが分かってきたよ。次は何をどこまで勉強すればいいかだね!
簿記3級で学ぶべき重要ポイント
仕訳(第1問)
簿記3級の基礎中の基礎が仕訳です。
仕訳は取引を帳簿に記録する際に、借方と貸方に分けて処理する作業のことです。
ここで覚えておきたいのは、どの取引がどの勘定科目に該当するかという点です。
仕訳ってちょっと難しそうだけど、どうやって勉強すればいいの?
まずは取引ごとにどの勘定科目を使うか覚えよう。例えば、『商品を仕入れたら』⇒仕入、『現金を受け取ったら』⇒現金だよ。最初は慣れないかもしれないけど、練習問題を解くうちに自然と覚えてくるよ!
- 現金の受取・支払
- 現金、預金
- 商品の仕入・販売
- 仕入、売上
- 給料の支払
- 給与、預金、社会保険料預かり金
- 家賃や電気代の支払
- 支払家賃、水道光熱費
仕訳問題は試験の基礎ですので、テキストやアプリで繰り返し練習することが大切です。
正しい勘定科目の組み合わせを覚え、実際の試験で確実に得点できるようにしましょう。
決算仕訳、BS/PLなど(第3問)
決算整理仕訳
最初に押さえておきたいのが決算整理仕訳です。
これは企業が年度末に行う「帳簿の締め」のための調整処理です。
具体的には、未払い費用や未収収益の計上、減価償却の計算などが出題されます。
この部分は少し難しそうに感じるけど、やることはシンプルなんだ。企業の取引がしっかり帳簿に反映されるように、最後の調整をするだけなんだよ。
- 未払家賃
- 翌月分の家賃がまだ支払われていない場合、その家賃を「未払家賃」として計上する
- 建物の減価償却費
- 建物などの固定資産は、毎年少しずつ価値が減っていきます。これを計算して費用として計上する
調整処理っていうのは、帳簿を正しくするための『最後の一手』って感じなんだね。
そうだね。最初は難しく感じるかもしれないけど、パターンを覚えてしまえば意外とシンプルだよ。
損益計算書(PL)
次に重要なのが損益計算書です。
損益計算書は会社が一定期間で、どれくらいの利益や損失を出したかを表すものです。
これは簿記の大事な部分であり、しっかり理解しておく必要があります。
- 収益
- 売上やサービス提供で得た収入
- 費用
- 経費や原材料費、給与など
- 利益
- 収益から費用を引いたものが「利益」(または損失)
損益計算書は会社の収益と費用を比べて、最終的に利益がいくら出たかを計算するんだよ。
そういうことか!でも、これをどうやって作ればいいの?
大事なのは、まず収益と費用の勘定科目を覚えること。そして、それをきちんと項目に分けて整理するんだ。問題を解きながら、計算の流れを覚えよう!
貸借対照表(BS)
損益計算書と並んで重要なのが貸借対照表です。
これは企業の財政状態(資産、負債、純資産)を示す表です。
損益計算書が企業の「成績表」だとしたら、貸借対照表は「資産のリスト」といったところでしょう。
- 資産
- 現金、預金、商品など
- 負債
- 借入金、未払金など
- 純資産
- 資産から負債を引いたものが純資産
貸借対照表では、資産=負債+純資産 という等式が基本だよ。このバランスを崩さないように計算するんだ。
おお、バランスを取るってことか。なんか家計簿みたいな感じだね!
その通り!実際に問題を解きながら、バランスを保つ感覚を身につけると、スムーズにできるようになるよ。
試験対策のコツ
試験内容が分かったところで、最後にいくつかの対策のコツを紹介します。
過去問を繰り返し解く
簿記3級の試験で合格するためには、過去問を何度も解くことが大切です。
過去問には実際の試験に出題される傾向や形式が反映されているので、本番の試験に向けてしっかり慣れておきましょう。
やっぱり過去問がカギなんだね!どのくらい解けばいいんだろう?
最低でも過去3年分、できれば5年分の問題を繰り返し解くのが理想だよ。試験形式に慣れてくると、自然と自信もついてくるはず!
ミスのパターンを把握する
過去問を解く際には、自分が間違いやすいポイントを把握することが重要です。
「仕訳の勘定科目を間違える」「貸借対照表の合計金額が合わない」など、自分が苦手な部分をリストアップしておくと効率よく復習ができます。
まとめ:試験内容を理解して自信を持って挑戦しよう!
簿記3級の試験内容は仕訳から貸借対照表、損益計算書まで幅広いですが、要点をしっかり押さえて学習すれば合格できます!
試験の形式や出題傾向を理解し、過去問を活用して効率よく対策を進めていきましょう。
着実に学習を進めていけば、合格は必ず見えてきますよ。
試験の全体像が見えたから、どこを勉強すればいいのかハッキリしてきたよ!
その調子!少しずつ確実に進めていけば、簿記3級はきっとクリアできるよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。